「暗記カードの原則」は
1枚にワンテーマだけ!
暗記カードの大きさですが、ワイシャツのポケットに入るくらいのサイズ、すなわち名刺サイズがいいかもしれません。私自身はB7判(週刊誌の4分の1サイズ)のものを多用していますが、汎用性があるという意味では名刺サイズもお勧めです。
女性の場合はハンドバッグに入れることになると思いますが、名刺サイズくらいなら立って電車を待っているときでも、ハンドバッグからスッと取り出せます。
カード自体は事務用品店などで売っている市販のものがお勧めです。厚紙を買って自作する方法もありますが、サイズをぴったり揃えて切るのは難しいでしょう。
サイズが少しでもバラついていると、あとで整理したり、探し出したりするときに厄介です。大きめの事務用品店には、サイズだけではなく罫線があるものや無地のもの、紙の色違いなどいろいろな種類が揃っているので、自分に合ったカードを探すのもワクワクして楽しいものです。
市販カードの紙質は、だいたい普通の名刺と同じようなものです。ペラペラのメモ用紙だと保存性がないので、汎用性を求める「暗記カード」としては不適です。
自製のカードは、エコという点では悪くないのですが、カードボックスを使って整理するときなどに、ちょっと不便を感じて、だんだん楽しさが失われてくると思います。こういうところは、あまり節約しないほうが長続きするでしょう。
さて、いよいよ暗記カードに書き記す中身の問題に入りましょう。
中身について、私はひとつの原則を守っています。「カード1枚につき1項目(ワンテーマ)」ということです。
1枚のカードに欲張って2つの項目を入れるのは、暗記にとって少々煩雑ゆえに記憶効果が半減します。両方の項目が雑音になって互いに相手を邪魔することになってしまうのです。
逆に、ひとつの項目を2枚に分けるのも不便です。その分だけ記憶効果は薄れます。