写真はイメージです Photo:PIXTA

昨今「哲学」への注目度が高まっています。2018年に大ベストセラーとなった『漫画 君たちはどう生きるか』(漫画・羽賀翔一/原作・吉野源三郎/マガジンハウス)は、優れた哲学書としても注目されました。また、いま日本を含めた世界各国で広がっているのが、日々の素朴な疑問について、みんなで語りあう「哲学対話」の活動です。そこで今回は、『僕らの世界を作りかえる 哲学の授業』(青春出版社)から、「大人たちが日々の生活や仕事を忘れて思考するひとときを楽しめる場」として、全国各地に広がる「哲学カフェ」について掘り下げていきます。

「哲学カフェ」のはじまりは、パリの街角からだった

「哲学」といえば「難解」というイメージが一般的かもしれませんが、本来「哲学する」ことは純粋に楽しいことです。そして単純に楽しいから「趣味」「遊び」で哲学対話をする、という人たちが年齢問わず現れます。そういう人たちが集まって自主的に哲学対話をおこなう場を、「哲学カフェ」といいます。ときどき誤解されることがありますが、「哲学カフェ」という特殊なお店がどこかにあるわけではありません。人々が自分たちの意志で集まって哲学対話をおこなえば、どこであれ、そこが哲学カフェになるのです。