法人向けクラウドソフトウエア企業のCircleCIでエンジニアをしているマレク・ノワクさん(32)は当初、同僚とのやり取りで絵文字を使うことに違和感があった。それが今では、スラックでのチームミーティングで要旨として残したい発言を投稿する度に、ハグするテディーベアのカスタム絵文字をつける。面白いというだけの理由ではない。会社の規定で、ミーティングの要約といった特定の記述を表すために特定の絵文字を使うことになっているのだ。ノワクさんがテディーベアを忘れれば、チームメンバーが重要な決定を見逃す恐れがある。ノワクさんは今では絵文字好きを自負。「私が気に入っているチームの価値観は過剰なコミュニケーションだ」と述べ、「チームの4人に3人は既に知っている内容をあえて書きたくないと思っても、問題はない。『過剰なコミュニケーション』を示す絵文字で前置きすれば済む」と話した。