肘から手首のストレッチを
習慣化して五十肘対策

 五十肘の治療と予防には「ストレッチが欠かせない」と、小谷野氏はアドバイスする。自宅で行えるストレッチ方法についても聞いた。

「片腕を肩の高さに上げて前に出し、最大限まで肘を伸ばしましょう。伸ばしたほうの手のひらは下に向け、反対側の手で伸ばしたほうの手の甲を手首側に向けて、10秒ほど押さえます。その後、手のひらを上に向け、同じく反対の手で手首側に10秒ほど押さえてください」

 患部の周囲を、痛気持ちいい程度にマッサージするのも有効だ。そのほか、手関節を固定させる装具や「テニス肘バンド」を装着すると、手関節伸筋への負担を和らげることができるとのこと。

「テニス肘バンドを使用する場合は、手首を最大限、上にそらした状態でバンドを締めると効果的です。五十肘を発症していない人も、常日頃から体全体のストレッチをして痛みを引き起こす動作を控えることが、五十肘の予防につながりますよ」

 加齢とともにしなやかさを失い、発症リスクが高まる五十肘。まだ発症していない人も、ストレッチの習慣化が予防のキモになるのだ。