東大クイズ王として、バラエティ番組への出演も多い東大医学部6年生の水上颯氏が、初の著書『東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣』を出版した。同書の中から、東大クイズ王ならではの勉強法や記憶力の鍛え方を紹介していく。今回は、あの超人的な知識量をどうやって習得しているのか、その秘訣を公開していただこう。
疑問に思ったことは
その場で調べて解決する
僕たちは毎日、何かしら新しい情報に接しています。仕事をしているときでも、家でテレビを観ているときでも、知らないことは出てきます。それは、新しい知識を得るチャンスでもあります。
でも、「これどういうことなのかな」「ちゃんと知っておいたほうがよさそうだな」などと頭をよぎるものの、そのままにしてしまう人が多いはず。
とくに、今のようなネット社会では「どうしても必要になったらスマホでググればいいや」という気持ちがあるから、すぐに行動する気になれないのでしょう。
しかし、そうやってスルーしたことはほとんど忘れてしまいます。自分が疑問に思ったことすら忘れてしまうのです。
だから、大事なチャンスを逃したという危機感さえ抱けません。
そこで僕は、人間とはそういうものだという前提で、疑問に思ったことはその場で調べ、その場で解決していくようにしています。