「私が遅いから、子どもが遅いのも無理はないですよ」とあきらめているお父さん、お母さんさんも非常に多い。

 そんなふうにあきらめてしまっている子どもたちやお父さん、お母さんに、私は声を大にして伝えたい。それは「かけっこは正しい方法で練習をすれば、短期間で確実に結果が出る」ということです。

 そんな私の考えをまとめた拙書『子どもの足がどんどん速くなる』では私も幼いころにやった、足が速くなるメニューを数多く盛り込んでいます。そこで今回は、その中から抜粋した足が速くなる練習メニューを2つ厳選して紹介します。

家でもできる!超簡単!
足が速くなる2つの練習メニュー

(1)おやじドーン

 目の前の相手から適切な距離(4足分)を取り、頭と上体から前に倒れていく。その勢いで2、3歩、相手を押していく。

 これはスタートの感覚を身につけるために有効なメニューです。

「よーい」の掛け声とともに上体を倒していくと、「ドン!」で最初の一歩が自然に踏み出すことができて、加速がつきます。これができるだけで、タイムは大幅に向上するはずです。

 親子でやるとスキンシップになりますし、相手がいなければ壁や電柱を相手にやってみてもいいでしょう。

おやじドーン

(2)ひじパンチ

 真後ろに両親やお友達に立ってもらい、その手に素早くひじを打ちつける。これだけ。

 かけっこが苦手な子どもは、腕がしっかり振れていないことが少なくありません。腕を太鼓をたたくように上下に振っていたり、大きく横に振っていたり、もしくは腕の動きが遅かったり。こういうフォームでは、なかなかスピードは出ません。

 適度に脇をしめて、素早く後ろに打ちつける意識で腕を振ると、確実に推進力は増します。これも「おやじドーン」と同じで、いつでもどこでも1人でもできます。ちなみに手の平は開いているより、軽く握るほうがスピードは出やすいですよ。

ひじパンチ