「以前より疲れやすくなった」
「15分以上はつらくて歩けない」
「信号が変わりそうになって走るとすぐに息が上がる」
「息が一度上がるとなかなか回復しない」
「長い階段は休み休みでないと上がれない」

そんな体力の衰えを感じるようになったあなたに向けて、
新刊『10年後、後悔しない体のつくり方』
何歳からでも体が若返る秘訣を指南した中野ジェームズ修一氏。

卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペアなど
多くのアスリートに絶大な支持を得て、
青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化を指導し、
箱根駅伝4連覇に導いた運動指導のトッププロが、
理論的かつ結果を出す体のつくり方を伝授します。

「運動すればいいのは、もちろんわかってる」
「でも、それができない、続かないんです……」

わかってます、わかってますとも!

運動が苦手だったり、運動が嫌いだったりする人、
中高年はもちろん高齢者でも、
「これならできそう」「続けられそう」と思えて、
なおかつ、きちんと効果があり、何歳からでもカラダが若返る秘訣を教えます!

【TBS『金スマ』出演で大反響となった中野ジェームズ修一が教える!】<br />カラダがみるみる変わる!<br />運動効果を劇的に高める<br />「心拍トレーニング」とは?Photo: Adobe Stock

ウォーキングの効果を高めるには、「心拍数」の計測が役立ちます。

心拍数とは、心臓が1分間に何回拍動したかをカウントしたもの。
「心拍数≒脈拍」で、運動習慣がない人の安静時の心拍数は、毎分70〜80拍くらいです。

運動強度が上がれば上がるほど、筋肉は多くの「酸素」「栄養素」を必要とします。
これらは血流で全身に運ばれますが、運動強度が上がると筋肉がより多くの酸素と栄養素を必要とするので、血流を増やそうとポンプ役となる心臓の心拍数が上昇します。
そのため、心拍数が運動強度の客観的な物差しになるのです。

前の連載で紹介した「主観的運動強度」(RPE)とともに、
心拍数は運動強度の客観的指標として役立ちます。

心拍数の計測に便利なのは、腕時計型の「心拍計」(ハートレートモニター)です。
以前は高価でしたが、最近では1万円ほどでも手に入るようになりました。

ランニングウォッチ、スマートフォンと連携するスマートウォッチや活動量計などでも心拍数は測れます。
これらは心臓で心拍数そのものを測っているわけではないので、多少の誤差はありますが、一般のトレーニングに活用するなら十分な精度です。

【TBS『金スマ』出演で大反響となった中野ジェームズ修一が教える!】<br />カラダがみるみる変わる!<br />運動効果を劇的に高める<br />「心拍トレーニング」とは?