米ボーイングの新型旅客機「737MAX」の安全性を顧客にアピールするため、米航空3社は同機に自社の幹部を乗せてデモ飛行を実施する計画だ。737MAXは2度の墜落死亡事故を起こし、世界での運航禁止は8カ月に及んでいる。当局が運航再開の是非を検討する中、航空各社は乗客を乗せずに同機の飛行を再開しようとしている。MAX機を運航する米航空3社によるこの取り組みは、同機に対するパイロットや乗客の信頼回復が必要だと関係者が認識していることを示している。事情を知る政府や業界の関係者が明らかにした。数カ月にわたる米連邦航空局(FAA)による分析や試験飛行を繰り返すことを意図したものではないという。墜落事故の原因となった飛行制御システム「MCAS」を含むすべてのシステムが正常に機能することを公に証明するため、乗客なしの飛行を繰り返し実施する計画だ。
米航空3社、ボーイング737MAXデモ飛行へ 安全性アピール
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