定規、メモ帳、付箋、電卓…
壁に貼れば空間を有効活用できる

 例えば、私はノートに図を書くときや、カッターでモノを切るときに30センチ定規を使っています。しかし、この定規はいざ使おうというときに限ってなかなか見つからず、イライラすることがありました。

 そこで、マグネットシートを定規に貼り、デスクの側面を定位置にして、貼り付けています。そうすることで、いざ必要になったときには、ワンアクションで取り出すことができるのです。

「マグネットシート」と「強力マグネット」を裏面に貼り付ける。

 マグネットシートは、大きさ2センチ四方くらいにカットしたものを、定規の表面だけに貼り付けます。裏面には何も貼っていないので、線を引くときやカットするときには影響を受けません。

 定規のように頻繁に使わない文房具は置く場所に困り、近くに置くと邪魔になったり、奥にしまうと必要なときに出てこないということがよくありますが、普段使わないデスクの側面などの空間を利用して貼り付けておけば、簡単に取り出すことができます。

 さらに、いざというときになかなか見つからないのがメモ帳や付箋です。これもマグネットシートを使った「スペースの有効活用」と「置き場所の固定化」によって解決できます。本来、付箋はデスクの「上」に置くしか方法がありませんが、マグネットシートを使えば、「壁面」にも「デスクの側面」にも貼り付けることができるので、2つの問題が同時に解決するのです。

 大きめの付箋は、ちょっとしたメモ書きや、忘れたくないToDoリストなどを書いたりと、用途が広いわりにデスク上の定位置を決めるのが少し難しいものです。気がつくとすぐどこかにいってしまい、必要なときに探してしまいます。

定規からメモ帳、電卓まで、好きな場所に貼り付けられる。

 私も長年この付箋の保管法について悩んでいたのですが、マグネットシートを付箋の裏面に貼って、デスクや壁などの金属面に貼り付けるようにしてから、ストレスがなくなりました。

 それまでは、どこかにいってしまって、いざというときに取り出せないということがよくありましたが、このように好きな場所に付箋を貼って置き場所の固定化をすることで、使いたいときにすぐ使えるようになったのです。

 ただし、マグネットシートは重い物を貼り付けるには少し磁力が弱いため、例えば電卓などを壁に貼っておくような場合は、「強力マグネット」を使うようにします。両面テープで強力マグネットを電卓の裏面に貼り付けて、机の側面や裏面にくっ付けるようにします。