家族とともに田舎暮らしをしてみた結果は?
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東京の港区で生まれ育って「都会人」を自称する筆者が田舎暮らしの生活をスタートさせ、その様子をリポートするこの企画、前回前々回で住み心地や虫問題について触れた。今回は最終回として、ご近所付き合いや土地の人柄について取り上げたい。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

一番大きかったギャップ
人との距離感の違い

 田舎への移住を開始してそれまでの生活とのギャップやカルチャーショックをいくつか感じてきたが(過去記事『恐怖のGも出現!田舎暮らしを始めたアラフォーが苦悩する「虫との闘い」』『都会育ちアラフォーが、妻子と猫を連れて始めた「田舎暮らし」の現実』を参照)、対人関係の違いへの驚きが最も大きかったかもしれない。

「都会は人が冷たい。田舎は温かい」とよく聞くが、これはとらえ方次第なのではないかと個人的には考える。都会にも温かい人はちゃんと何人もいたし、田舎にもいた。だから都会と田舎、それぞれに住む人たちの人間性にそこまで大きな隔たりがあるとは感じていないが、田舎の方が人と人との距離感が圧倒的に近いのは事実である。その土地の空気を一緒に吸っているだけで同志と見なされるような人懐っこさを、新居に移ってから接したその土地の人たちに感じた。高齢の方が割合多く住んでいる地域だからというのもあるかもしれない。