実力主義の外資系コンサルでも
教育制度が手厚い実態も明らかに
コンサルティングファームが上位を占めたランキング。戦略系のコンサルティングファームの特性として、数ヵ月でプロジェクトが変わっていくため、より多くの業界やクライアントと携わることになります。そうしたことからも成長機会を得られることでしょう。
そのほか上位企業の社員クチコミを見ていくと、若手であっても実力さえあれば責任の大きい仕事を任せられて裁量を持って進められる環境がある一方で、研修などの教育制度が手厚いこともわかりました。
今回は1位マッキンゼーの社員クチコミを見ていきましょう。
【1位 マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の社員クチコミ】
「クライアントやチームに対してバリューを出している限り、年齢・性別・国籍等一切関係なく昇進できます。昇進スピードも、特に決められたものはありません。おびただしい数のトレーニングプログラムや海外プロジェクトの機会があり、本人のやる気とスキル次第で、可能性は無限」(コンサルタント、男性)
「20代、特に新卒にとってここほど成長できる環境はないと思う。平均3ヵ月でプロジェクトを変わっていくため、その度に新しい業界・業務をすることができる。転職をものすごく早いサイクルで回しているような感じだと思う。結果として、慣れてきたと思ったら、次のプロジェクトに入るサイクルが続くため、常にコンフォートゾーンに落ち着くことが強制的にできない環境になっている(つまり成長できる)」(ビジネスアナリスト、男性)
経済産業省が行った日本における外資系企業の調査(第52回外資系企業動向調査)によると、今後の事業展開については過半数が「事業拡大を図る」と回答し、雇用については98%が「増員」もしくは「現状維持」をしています。
今後も外資系企業の存在感が増していく中で、外資系企業同士でも優秀な新卒学生の争奪戦が激しくなっていきそうです。
(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)