また、眠気を感じるためには、実は寝る直前だけではなく“目覚め”も大きく関係しています。先述の睡眠ホルモン、メラトニンをつくるセロトニンは、朝日を浴びたときに分泌されます。それから約14~16時間後に、メラトニンが分泌されることにより眠気を感じるようになっているのです。早起きしているけれどなかなか眠れない…という方は、目覚めたときにカーテンを開けて、しっかりと朝日を浴びる習慣もつけたいですね!

睡眠不足は生活習慣病の原因にも

 睡眠が足りなくなると、食べたいという欲求が高まる「食欲増進ホルモン」が増加し、「食欲抑制ホルモン」が減少します。つまり、睡眠不足の方は、暴飲暴食につながりやすいのです。

 また眠るまでに時間がかかる人や、中途覚醒・早朝覚醒といった不眠症状を抱えている人は、良質な睡眠をとっている人に比較して、糖尿病になるリスクが1.5~2倍になることもわかっています。

 カウンセリングをしていても、睡眠時間が短い方は夜遅くまで起きている間にポテトチップスや揚げ物などの油っぽいものや、アイスクリームやお菓子などの甘いものが無性に食べたくなるという方が多いのも現実です。「最近、油っこいものが無性に食べたくなる!」と感じたら睡眠不足のサインかもしれません。

 いかがでしたか?

 睡眠時はただ休息するだけはなく、ホルモンバランスを整えたり、記憶を整理したりと、私たちの体にとって重要なさまざまな活動が行われています。たかが睡眠不足と侮らず、慢性的に眠れない日が続くときには一度専門の医師に相談してみてくださいね。

※参考資料 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

(管理栄養士 岡田明子)