不正に炎上広告…明らかに「アウト」な決定がまかり通る組織の問題点
「誰が見てもアウト」なものが現実化してしまうメカニズムとは? Photo:PIXTA

なぜ炎上しそうな広告や明らかな不正が
まかり通るのか

 ネットではよく不適切な広告表現が取り沙汰され、「炎上」する。人権に配慮を欠く表現や、偏見や差別を印象づけるCM。正しいことを啓蒙するつもりが、根本的な問題意識の欠如からまったく逆効果になっているものもある。また、明らかな違法行為もよく問題になる。違法建築や違法な営業などなど……。

 こうしたネットの炎上や違法行為のニュースに接するたび、読者の皆さんも「そんなの駄目だって誰でもわかるじゃないか」と思っておられることだろう。なぜ、誰が見ても「アウト」な広告にゴーサインが出るのか。なぜ、れっきとした上場企業で、違法行為が平然と行われていて、止められないのか――今回はグレーゾーンにすらない、“明らかに駄目なもの”がなぜ現実化するのかを考えてみたい。

「問題案件」を食い止める
5つのメカニズム

 組織というのは面白い機関である。特に、その件に関するトップである実力者やプロデューサーが「それいいね」と言ったものについてはなかなか止められない。

 しかしながら、上位者の間違った指示をストップさせるメカニズムは組織の中にいくつか備わっている。