2020総予測_三井住友銀行高島誠頭取Photo by Masato Kato

1年で最も売れる「週刊ダイヤモンド」年末年始の恒例企画をオンラインで同時展開するスペシャル特集「総予測2020」。ダイヤモンド編集部が総力を挙げて、多くの識者や経営者に取材を敢行。「2020年の羅針盤」となる特集をお届けする。日本のメガバンクの一角を占める三井住友フィナンシャルグループの中核企業、三井住友銀行を率いる高島誠頭取に、2020年を予測してもらった。(高の字ははしご高)(ダイヤモンド編集部 田上貴大)

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――2019年はどんな1年でしたか。また、20年にはどんな事業分野に力を入れていきますか。

 2019年は現行の中期経営計画の最終年度であり、中計の仕上げと次のフェーズに向けた準備という2つに取り組みました。

 準備の1つが顧客本位を問い直すことであり、そのために430ある国内のリテール(個人向け)店舗の改革に着手しています。店舗でのトランザクション(振り込みなどの取引)を、スマートフォンといったバーチャルな世界や集中的に処理する拠点に集約し、店舗を可能な限り顧客と会話するための場に変えています。

 国際業務では、(出資先の)BTPNをインドネシアの現地法人と合併し、連結子会社にしました。これも次の中計でさらなる成長を生むためであり、19年はさまざまなかたちで次の3年につなげる手を打った、暖機運転の年でした。

──銀行業界で勝ち残るためのアドバンテージは何ですか。