銀行業界_総予測2020
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1年で最も売れる「週刊ダイヤモンド」年末年始の恒例企画をオンラインで同時展開するスペシャル特集「総予測2020」。ダイヤモンド編集部が総力を挙げて、多くの識者や経営者に取材を敢行。「2020年の羅針盤」となる特集をお届けする。今回は、銀行業界の2020年予測記事をお届けする。(ダイヤモンド編集部 田上貴大)

銀行業界の2020年
3つの逆風が待ち受ける

 2020年の銀行業界は、自らに吹き付けてくる“風”とどのように向き合うかに注目だ。

 17年に、3メガバンクグループがそろって人員・業務量の削減を打ち出し、銀行は構造不況業種というレッテルを貼られた。この厳しい経営環境から抜け出すどころか、20年にはさらに三つの逆風が待ち受けている。

 一つ目の逆風は、日本銀行がマイナス金利政策の深掘りを示唆していることだ。銀行の本業である融資ビジネスは、企業に対する貸出金と個人から集めた預金の金利の「利ザヤ」でもうけている。

 だが、長引く低金利環境により利ザヤは縮小。それを裏付けるかのように、大手行の株価は低迷を続けている。

 この状況下でマイナス金利が深掘りされれば、貸出金利に低下圧力がかかり、収益力を一層押し下げるのは確実だ。