個性豊かな離島

島国である台湾には南国の雰囲気あふれる離島がたくさんありますが、それぞれ違った特徴があり、すべて訪れたくなるほど個性豊かです。
・金門島(ジンメンダオ)
中国大陸に隣接する金門島は、国共内戦では激戦地となり、内戦の痕跡がそのまま残されています。現在、軍事施設は観光スポットとして開放されていますが、観光客が立ち入れるようになったのは1992年と最近のことです。
山后民族文化村(シャンホウミンスーウェンホアツン)では趣のある建造物と、昔の台湾の生活を垣間見ることができます。
・澎湖島(ポンフーダオ)
90もの島から構成される澎湖島は、珊瑚礁が豊富で暖かな気候からリゾート地として人気を博しています。台湾本島の海鮮料理店では「澎湖島直送」が売りになるほど、新鮮な海の幸に恵まれています。中心地である中央老街はレトロな町並みが美しく、たくさんのおみやげ店でショッピングも楽しめます。
・馬祖(マーツー)
台湾より中国に近い位置にあり、1949年に国軍が駐屯し国防施設を建設するとともに、前線の防御陣地を担っていました。1994年に出入堺制限が解除され、北海の坑道などの軍事施設や、美しい砂浜など、観光地として注目されています。
・綠島(リューダオ)
綠島はもともと政府に対抗する活動家を収容しておくための孤島でしたが、現在では美しい自然が魅力の観光スポットとして人気です。綠島には珊瑚が生息する海底から湧き出る朝日溫泉(ヂャオリーウェンチュエン)があり、東側に向いて開けているので、朝日の絶景を眺めながら広い溫泉を楽しめます。
・小琉球(シアオリォウチウ)
島自体が珊瑚礁の隆起によってできた小琉球は、年間を通して気温が20℃を下回ることはあまりなく、1年中海水浴やマリンスポーツが楽しめます。奇岩があることでも知られ、花瓶岩(ホアピンイエン)は名前のとおり花瓶のように下部が細くなっていることが特徴です。