ノール、ピカルディー

イギリスとヨーロッパ大陸を結ぶユーロスター
イギリスとヨーロッパ大陸を結ぶユーロスター

 ベルギーの国境と英仏海峡に面し、TGV北ヨーロッパ線、ユーロスター建設と、近年、脚光を浴びているエリア。古くから商業の伝達路でもあり、フランスでも最も早くから開発されました。パリやヨーロッパの各主要都市へのアクセスもよく、交通機関が発達していることが特徴です。

 海に近いことから新鮮なシーフードを味わえ、チコリ(野菜)も名産品。またフランス屈指のビールの産地でもあります。2012年には、ノール地方にある炭田地帯が世界遺産に登録されました。石炭の採掘のみで発展した大規模な工業地帯が世界遺産に認められたのは初めてです。

●アミアン
 運河沿いを散歩しているだけでも楽しめる、花で彩られた美しい町並みが特徴であり、年間を通して多くの観光客でにぎわうピカルディー地方の中心的な町です。

 アミアンのシンボルは13世紀に建てられた「アミアン大聖堂」(世界遺産登録1981年)。フランス最大のゴシック様式の大聖堂を見ようと、国内外から多くの観光客が訪れます。夏とクリスマスにはライトアップやプロジェクションマッピングが行われ、歴史的建造物と近代的技術が調和する姿を見ることができます。

ノルマンディー

怪盗ルパンシリーズ「奇巌城」の舞台のひとつアヴァルの崖
怪盗ルパンシリーズ「奇巌城」の舞台のひとつアヴァルの崖

 9世紀頃に北方から侵攻してきたヴァイキング(ノルマン人)にちなんで、ノルマンディーと呼ばれるようになりました。フランス北部に位置し、海に面していることから近海漁業が盛んで、約100mもの高さの断崖(エトルタ)を歩くアクティビティなど、海が観光関連からも切り離せないものとなっています。

 リゾート地として有名ですが、村には美しい木骨組みの住宅が並び、内陸部は酪農が盛んなのどかな雰囲気です。訪れる場所によってさまざまな表情を見せてくれるエリアで「印象派のふるさと」としても知られています。

●モン・サン・ミッシェル
 毎年250万人の観光客が訪れるフランス屈指の人気観光地であるモン・サン・ミッシェル。中世から続く巡礼の聖地で知られる孤島ですが、もともと陸続きだったものが、津波に飲まれて切り離されてしまったといいます。

 モン・サン・ミッシェルで必ず訪れたい観光スポットは、何といっても修道院です。島と修道院は一体化しているため、散策しながら自然と辿り着くことができます。11世紀の完成時そのままの姿を残すサン・マルタン礼拝堂では、荘厳な雰囲気が味わえます。

●エトルタ
 人口約1400人の小さな町ですが、ノルマンディー観光の代名詞とも言える真っ白な断崖があり、多くの観光客でにぎわいます。

 アヴァルの崖、アモンの崖は有名な観光スポットで、断崖の上を散歩することができます。これらの断崖はクールベとモネが絵画に描いているので、絵画と見比べてみてください。