ガラパゴスから富裕層視点の資産運用へ

日本が世界の株式市場に占める割合は、<br />約7~8%にすぎないって、<br />知っていますか?安東隆司(あんどう・りゅうじ)
RIA JAPAN おカネ学株式会社 代表取締役 CFP、日経CNBCなどTVコメンテーター、海外ETF専門家、立教セカンドステージ大学講師 三菱UFJ銀行で17年、三菱UFJメリルリンチPB証券(出向)、ソシエテ・ジェネラル信託銀行勤務という、メガバンク、外資系証券・信託銀行で約26年の勤務を経験。その後半はプライベートバンカーを務め金融商品の運用について熟知。販売手数料(コミッション)を目的にしない、世界的潮流である「預かり資産管理」(フィーベース)のビジネス(RIA)を行う、独立系・投資助言業(内閣総理大臣登録)を2015年立ち上げる。著書に『個人型確定拠出年金iDeCoプロの運用教えてあげる!』(秀和システム)など。 WEBサイトhttps://ria-japan.co.jp/

 しかし、現実にはどうでしょうか?

 多くの場合、投資家は日本株中心に投資しているケースが多いのです。

 したがって、日本人投資家の投資対象は、世界の富裕層などが行なっている「グローバル投資」とは、内容がかなり異なるのです。

 ある意味、日本独自の進化を遂げて投資が「ガラパゴス化」しているとも言えます。

 投資に関する新聞や雑誌、テレビやラジオなどのメディアでも、採り上げられるのは、多くが日本に関する事柄です。

 しかし、よく考えてみてください。

 世界の多くのお金持ちが、日本株だけに投資しているなんてことは、ありえないことなのです

*1 データ:2019年6月6日取得 S&Pグローバル大中型株指数証券コード: SBPRGLUファクトシートより

*2 データ:2019年7月31日時点 ブルームバーグよりブラックロックジャパン作成BlackRock iShares MSCI ACWI ETF 資産構成