この場合、「離」には二つの意味があります。一つには、物理的に離れるということです。もちろん何か用事がある時には近づいて話をすることもあると思いますが、必要がない時には物理的にその相手にあえて近づく必要もないでしょう。相手の存在がすぐ近くにあると、それだけで感情的になってくるということもありますから、物理的に少し離れているというのも、ある意味、相性が合わない人、性格が異なる相手と穏便につきあっていくコツです。

 そして、もう一つには、精神的な意味での「離」です。無理に、その相手と仲良くなろうとは思わず、また、感情的になることもなく、精神的な意味で少し離れてつきあっていくのです。

 最後に、断捨離の「断」です。これは、そもそも「あの人との相性が悪い」だとか「自分とは性格が違う」と考えること自体を「断つ」、すなわち、そんなことは考えないということです。相性とか性格といったことを気にするのではなく、「この人も自分と同じ人間だ」という広い視野に立って、その相手のことを考えるようにするのです。

 そうすることで、その人への苦手意識がなくなります。それで、相性が悪い相手、性格が違う相手が自分をどう見ているのかということが気にならなくなるはずです。

新しい環境では「早くなじみたい」と焦らない

 4月に向けて新しい環境になる人も多いのではないでしょうか。新しい環境に入る時は、自分が周りの人たちにどう見られているかが気にかかるものです。学校に通っていたころは転校、社会人になってからも、たとえば会社では人事異動や転勤があります。あるいは、転職する場合もあるでしょう。そのようなケースで新しい環境に入っていく時も、やはりそこにいる人たちから自分がどう見られているかが気にかかるでしょう。