会員制量販店の米コストコ・ホールセールが5日発表した12-2月期(第2四半期、2月16日まで)決算は、店舗とネット通販を合わせた既存店売上高が前年同期比8.9%増加した。ガソリン価格と為替変動の影響を除くと7.9%増えた。純利益は9億3100万ドル(前年同期は8億8900万ドル)。売上高は11%増の390億7000万ドルで、ネット通販の売上高は28.4%増だった。2月の既存店売上高は12.1%増。米国で新型コロナウイルスに対する懸念が高まったことを受け、同月最終週に日用品の需要が増加したという。商品が確保できていれば、既存店売上高はもっと増えた可能性がある。だがコストコは一部の市場で、ピーナツバターやトイレットペーパー、ボトル入り飲料水など主要商品の在庫確保に苦労している。米国各地で長い行列ができ、ツイッターではここ数日、「#CostcoPanicBuying」というハッシュタグが出回っている。
コストコ増収、ウイルス懸念で米でもパニック買い
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