最後の「傘」は、事実・現在の状況と解釈を踏まえたうえで、実際に選択すべき「行動・解決策」を意味します。つまり、「雨雲がある(事実・現在の状況)→外出したら雨に打たれるかもしれない(解釈)→傘を持っていこう(解決策)」という思考の流れになります。

 このように、「空・雨・傘」のフレームワークを使うと、現状の把握・分析から適切な解決策を導き出すことができるようになります。

 事実はどうか?
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 その事実から、どのように解釈するか?
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 どのように解決策を立案し、問題を解決すればいいか?

 ビジネスシーンでも日常生活でも、「空・雨・傘」の思考ができれば、やっかいな問題やトラブルを未然に防いだり、たとえ問題が発生したとしても効率的・効果的に解決したりすることができます。

 事実をつかんだだけでは問題は解決しません。必ず解釈、解決策へと思考を進める必要があります。事実、解釈、解決策は必ずセットで考えることが大切です。

2回目のデートで交際できるかは
1回目で得た情報の解釈しだい

 空を見て雨が降りそうだと解釈し、傘を持って出かけられれば雨に濡れずに済みます。しかし、空を見なかったり、空を見ても雨が降りそうだと判断できなかった場合は、雨に濡れることになります。

 つまり、「傘を持って出かける」という解決策にたどり着かなければ、ずぶ濡れになるか、どこかで傘を買うか、雨が止むまで待つしかありません。時間かコスト、あるいは不快感か、何らかの犠牲を払うということです。

 空を見てどのように解釈したかによって解決策の良しあしが変わるように、事実をどのように解釈するのかが、最適な解決策を考える際の肝となります。

 たとえば、あなたが異性と2回目のデートを約束しているとします。あなたは好意を持っていて、交際したいと思っていますが、相手の気持ちはわかりません。1回目のデートは、まずまず成功しました。相手も満足したようで、2回目のデートの申し込みにも素直に応じてくれました。ただ、相手と交際できるかどうかは2回目のデートにかかっています。