為替の変動を避ける「為替ヘッジ取引」は、コストがかかる

 まず、(1)「低コストのインデックス型から選ぶ」について説明しましょう。

 この運用が良いということについては、すでに以前の回で説明した通りです

 アクティブ型の9割が、インデックス型に負けるという事実がありながら、それが金融機関の営業担当者から語られることはありません。

 さらに、インデックス型ならば何でもいいということでもありません。

 同じ対象に投資をしているものでも、コストの高いものも低いものもあります。

 0・01%程度の差なら安い方が必ずしも優れている、とは言いきれません。

 しかし、コストの差が0・4%もあれば、長期運用ではそれなりの差になってきますので注意しましょう。

どの商品がいいのか?選ぶために知っておきたいポイントは、たった2つだけ
 

 次に、(2)「長期運用に適した商品を選ぶ」の除外した方が良い商品の場合ですが、

 ・レバレッジを使ったものや、先物などを利用したもの
 ・為替のリスクを回避する、「為替ヘッジ有り」商品

 為替の変動を避ける「為替ヘッジ取引」というのは、コストがかかります。

 実は、リターンを超えるようなヘッジコストが発生する場合もあるのです。