日本国内でも
レベル3の自動運転がいよいよ可能に

 高齢ドライバー対策は、75歳以上で一定の違反歴のあるドライバーには、運転免許の更新の際、運転技能検査の受検を義務づける。検査の結果が一定の基準に達しないと、運転免許は更新できない。

 5月23日までに施行されるのが、自動運転に関する道路交通法の改正だ。このうち、「自動車の自動運転の技術の実用化に対応するための規定の整備」では、自動運転システム(自動運行装置)を使用する場合でも、道路交通法上は、「運転行為」に該当すると規定された。

 これでレベル3の自動運転車が公道を走行できるようになるが、自動運転中に事故を起こした場合、その責任はドライバーが負うことになる。レベル3の自動運転は、運転操作は基本的に車両任せとなるが、万一の事態に備えて、ドライバーはいつでも運転操作を引き継げる準備をしておくことが求められる。

「自動運行装置を使用する運転者の義務に関する規定の整備」では、一定の条件から外れた場合、自動運転は禁止され、ドライバーが運転操作を引き継がなければならないと定められた。自動運転中は、ドライバーが携帯電話を使用したり、ナビシステムの画面を注視したりすることを禁止する規定は適用されない方針だ。

「作動状態記録装置による記録等に関する規定の整備」では、自動運転車が整備不良車両に該当するかどうかを確認したり、交通事故の原因究明を行ったりするために、自動運転システムの作動状態を記録することが求められる。これができない場合、自動運転は禁止される。自動運転システムの作動状態の記録の保存も、義務づけられた。

 5月に施行される自動運転に関する道路交通法の改正で、日本国内でもレベル3の自動運転がいよいよ可能になる。

(報告/森脇 稔、まとめ/CAR and DRIVER編集部)

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