テレワーク写真はイメージです Photo:PIXTA

政府から緊急事態宣言が出されてから、十分な準備もままならないうちにテレワークの指示が出た企業も少なくありません。会社側のルールやシステム化が間に合っていない状況ではありますが、仕事ができる人は、自分から仕事を見つけて、在宅であっても仕事ができる環境を自らつくっていきます。一方、仕事の環境整備を会社に任せ、在宅=休みと勘違いしているような社員もいることでしょう。いつまで続くかわからないこの事態、生き残るためにやむなくリストラを行う会社もあるでしょう。リストラに遭わない遭わないために、テレワークで成果を出すためのヒントをお伝えします。(カスタマーズ・ファースト株式会社代表取締役・代表講師、産業カウンセラー 片桐あい)

外資系では25年以上前から
テレワークで仕事の成果を出していた

 テレワークとは、「ICTを活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方で、在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィス勤務などのこと」を表します(出典:経済産業省)。

 外資系IT企業では既に25年以上前からテレワークを実施していました。パソコンさえあれば、いつでもどこでも仕事ができる状態をつくれる技術がある、一部の企業で導入されていました。日本でも、子どもが未就学の間、20年以上前から在宅勤務をするママ社員がいました。