アウトプット不足になる3つ目の理由は、根本的にアウトプット
する心構えができていないということです。

「話す」「書く」「発信する」というアウトプットを想定したインプットができていない人が多いのです。

 小学校から大学生になるまで、アウトプットを求められるのは、テストや入試の面接のときくらい。限られた場で結果を出せば、とりあえず評価されるので、普段の授業中から「今学んだことを自分でアウトプットする」という心構えが養われていないのです。

 学生時代ならそれでもなんとかなりますが、社会人になるとそうはいきません。

 社会人はつねに成果に結びつくアウトプットが要求されますし、そのアウトプットの質が、そのまま評価につながります。

 ちょっとしたミーティングでも、成果に結びつく何かを発信しなければなりません。

 そうした競争力をつけておくためにも、普段から意識的にアウトプットの「量」を増やしておくことが肝心です。

 練りに練ったアウトプットを1つするというよりも、思いついたことを次々とアウトプットする。

 何が成果に結びつくかわからない不確実なこの時代、練りに練った1つの案がクリーンヒットするとは限りません。

 アウトプットの数こそが、競争力の源泉になる時代なのです。

 アウトプットすることで、インプットした情報が脳の記憶に定着しやすくなりますし、何よりアウトプットすることに慣れれば、アウトプットがますます楽しくなってくるという好循環が生まれます。

 その好循環が即、競争力に直結するのです。

 アウトプットが苦手な人は損をします。逆にいえば、多少知識に欠けていても、アウトプットできる人のほうが断然得をします。

 まずは、このことをしっかりと胸に刻みましょう!

アウトプットが苦手な人の3つの特徴