なぜそうなのかというと、理由はいろいろあるが、だいたい以下のようなパターンが多い。

 ・不倫相手との話し合いができていないため

 ・まだ表沙汰になっていない他の不倫相手がいるため

 ・パートナーのイメージ低下につながる「恥の上塗り」をしないため

 このあたりは、世間の求めに応じて渡部さんが会見を開くことを想像してみると、わかりやすいだろう。まず、不倫相手との話し合いができていないにもかかわらず、とにかく批判を和らげようと会見を開くというのは、かなりのギャンブルだ。

 会見後、不倫相手側は好きにイチャモンをつけられる。つまり、渡部さんが何をどう語ろうとも、どんなに誠実に謝罪をしようとも、「後出しジャンケン」のようにすべてひっくり返して、渡部さんの信用を貶めることができてしまうのだ。

「詰み」状態の人がむやみに
会見を開くのは自殺行為

 たとえば、もし渡部さんが「遊びでした」と報道陣の前で説明したら、不倫相手側は会見後、「こちらは遊びだとは思っていなかった」「騙された」などという攻撃が可能だ。こうなったら最悪で、渡部さんは公の場でも嘘をついたということになるので、不倫男から詐欺師へとイメージダウンのステージがさらに上がってしまうのだ。不倫相手側の証言がかなり盛った話だったとしても、男女間のことなので第三者には検証のしようがない。

 また、渡部さんの性豪ぶりを考えれば、表沙汰になっていない不倫相手がまだいる可能性も高い。そういう状況で会見を開くことは、灯油をかぶって火災現場に突っ込んでいくのと同じくらいの自殺行為だ。

「他にも不倫相手がいるんですか?」という質問をされて、「はい」と正直に答えれば、マスコミはお祭り騒ぎ。かといって、「いいえ」と嘘をついても、「週刊文春」の二の矢が待っている。待っていないとしても、不倫相手の方がマスコミへ名乗り出る恐れもなくはないので、渡部さんとしてはその影を常に恐れ続けなければいけない。

 つまり、渡部さん的には完全に「詰み」の状態なのだ。