トランプ米政権の高官は、イスラエルが進めようとしているヨルダン川西岸の一部併合計画について協議している。米議員の間で議論を呼び、国連では批判の声が上がった。イスラエルとパレスチナの数十年にわたる対立を終わらせるためトランプ政権が描く青写真には、ヨルダン川西岸地域の最大30%の併合を支持することも含まれている。当該地域はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、早ければ7月1日にも併合プロセスを開始するとしており、和平計画では実際に併合する地域について米国とイスラエルが地図上で合意する必要がある。米国とイスラエルの関係者によると、ホワイトハウスでの会合は23日に開始され25日まで続く見込み。ドナルド・トランプ大統領の娘婿で上級顧問のジャレッド・クシュナー氏、デイビッド・フリードマン駐イスラエル米国大使、アビィ・バーコウィッツ中東担当特使、マイク・ポンペオ国務長官が参加している。