――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  投資家はこれまで以上に、電子商取引(EC)がファッションブランドの最も重要な要素だとみている。だが、オンライン販売を行わない英衣料小売りチェーン、プライマークの存在はこの理論に隙があることを露見させるかもしれない。  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行とそれを受けた店舗の休業により、オンライン販売はアパレル企業の重要な手段となっている。感染拡大を受け、EC化率(オンライン販売が全体に占める割合)の伸びは、5年分を一気に凝縮したような勢いだ。