IMFの予想は、世界経済は2020年4~6月期で確かに経済は底を打つが、7~9月期にV字回復はなく、あくまでも穏やかに回復する、というものだ。

 それに、「世界経済が穏やかに回復する」と言っているのであり、日本経済や先進国経済が回復するとは言っていない。

先進国経済成長率の予想グラフ
1929年大恐慌以降最大のショック

 先進国経済成長率の予想グラフも出ているので引用する。2020年Q2(4~6月期)以降は予想データである。

 先進国の落ち込みは激しい。先進国は、四半期単位では、2020年Q2は86.5まで落ち込むと予想された。2019年Q4から見ると、-15%の落ち込みだ。2020年1年を通すと先進国では2019年比-8%と予想されている。リーマンショック後の2009年でさえ、先進国全体で-3.3%だったから、今回の先進国の落ち込みは凄まじい。

 1929年大恐慌以降最大のショックなのである。

 このグラフで一目瞭然だが、先進国全体としては来年末になっても2019年初頭の水準を回復できない。

 対して、中国は2020年Q2つまり、4~6月期に昨年2019年Q4の水準を回復する。

 国別で表してみよう。

 これが「日本経済は今年V字回復するか」の答えになるだろう。