しかし、何かに偏った食事は、栄養バランスが悪くなり、免疫力アップにも決してプラスに働きません。

 例えば、タンパク質には燃焼を促進するアミノ酸が豊富に含まれています。そして、アミノ酸の種類は、食材によっても変わってきます。だから、肉からタンパク質をとる場合は牛、豚、鶏をまんべんなくとるとバランスが整います。もちろん、魚や卵、豆類など、肉以外の多品種のタンパク質をとった方が効率的。

 カロリーだけを判断基準にすると選ぶものが限られてしまいますが、「毎食、タンパク質を何かしら摂るようにしよう」と考えていれば、タンパク質が不足することも少なくなるはずです。

 タンパク質不足は、「肌や髪にツヤがない」「爪が割れやすい」などの見た目にもわかりやすいものから「筋トレしているわりに筋肉がつかない」「やせにくい」「気分が落ち込みやすい」「疲れやすい」などの症状として出ることも。タンパク質は、食事制限中も摂取を制限してはいけないもののひとつです。

 また、1食で一気にとろうとせず、回数を分けてバランスよくとることが大切。朝なら卵や納豆などすぐ食べられるものを買い置きしておく、簡単に食事をしたいとき用として、サバ缶やツナ缶、冷凍の薄切り肉など短時間で調理がすむものを常備しておくとよいでしょう。

 まずは体重を落としてから体を鍛えよう、ではなく、食事制限中も筋肉を落とさないようにタンパク質には意識を向けたいものです。

食事制限の落とし穴(2)
「食べたい」よりも「カロリーが低い」で選んでいませんか?

 ダイエット歴が長かったり、食事制限で体重を落とした経験がある人にとって、カロリー計算はお手のもの。一方で見落とされがちなのは、食事の消化によってもエネルギーが消費されることです。