職場の「匂い」や仕事を楽しむスイートスポットの見つけ方とは? アメリカの名門カレッジ2年間のMBA講義をイラストでまとめた新刊書籍『ザ・ビジュアルMBA 経営学の要点を学べるスケッチノート』は、リーダーシップや財務・会計、マーケティングなどに至るまで全20科目を網羅的に、しかも視覚的にざっとつかめるのが良いところ。しかも全20科目について、監訳の星野リゾート代表・星野佳路さんのワンポイントレッスンまで付いています。
今日は第1章から、職場の雰囲気を変えてチームの生産性を向上させる方法についてご紹介していきます!
チームの生産性をあげる「4つのC」
1 コンテキスト(文脈)
文脈とは、チームが働く場所の報酬制度、目標、文化、雰囲気、環境だ。
2 コンポジション(構成)
構成とは、チームに誰がいるかや、仕事をやり遂げるためのメンバーのスキルと性格はどのようなものかということだ。チームに溶け込めるような最適な人選は欠かせない。
3 コンピタンス (能力)
能力とは、メンバーのスキルを組み合わせて問題解決する力だ。適切な目標を設定し、チームのスキルを利用して目標を達成することだ。
4 チェンジ (変化)
変化とは、激変する環境に適応しながら目標に向かう力だ。
職場の雰囲気を変える方法
■やる気のない社員を変えるには?
やる気のない社員を、自分の頭で考え、専門性と目的意識を持った社員に変えよう。
彼らに自由を与えよう。そして彼らが創造性を羽ばたかせ、その道のスキルを身につけ、仕事に目的を感じられるようにしよう。
■仕事を楽しむためのスイートスポットの見つけ方
仕事を楽しみたいなら、自分なりのスイートスポットを見つけることが必要だ。
・得意なこと(これは本当に上手だということ)
・やりたいこと(説明はいらないだろう)
・求められること(市場のニーズがあること)
この3つが重なった部分がスイートスポットだ。
■環境が文化を作る
人間はそう簡単には変わらない。だが環境を変えると、人が変わりやすくなる。
環境は文化を作る。
周りを見回してほしい。職場にはどんな「匂い」がするだろう?
堅苦しい?
規則が多い?
静か?
仕切りで周りが見えない?
死んでる感じ?
……それがあなたの組織文化だ。
職場の雰囲気を変えれば、文化が変わり、人も変わる。
■ストレスと成果の関係
多少のストレスは成果を上げる助けになるが、ストレスが大きすぎると成果があがらなくなる。かならず休憩し、運動し、リラックスして、成果を維持しよう。
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