開業医では一般的な
6つの「保存的治療」

 整形外科の主な治療法は「保存的治療」と「手術」の2つである。病院では手術を行うが、開業医は保存的治療が一般的だ。保存的治療には、(1)固定法、(2)牽引(けんいん)療法、(3)装具療法、(4)理学療法、(5)作業療法、(6)薬物療法の6つがある。

(1)固定法は包帯や絆創膏(ばんそうこう)、ギプスなどを用い、患部の支持・安静保持・圧迫や変形の予防や矯正を行う。

(2)牽引療法は脊柱や四肢に持続的に牽引力を働かせて、整復や固定、安静を図る。

(3)装具療法は手足や体幹の機能障害の維持、補助を目的としている。

(4)理学療法は運動療法と温熱療法があり、前者は身体を動かすことで筋力や関節機能を回復させ、全身的体力を向上させる。後者は痛みをやわらげ、精神的な安定の効果を促す。

(5)作業療法は、日常的な動作や作業を利用しながら、諸々の動作能力を再び獲得し、生活活動が自立で行えるよう指導・訓練していく。

(6)薬物療法は、鎮痛消炎剤や抗生物質を使用して治療していく。