就活生が最も相談する相手は
「友人・知人」で約6割に

 さて、4組に1組の親子が就活について話していない事実も分かった中で、就活生は親以外のだれに相談しているのだろうか。子に対して「(就職活動に関して)迷ったら誰に相談しますか」と尋ねたところ、最も多いのは「友人・知人」で62%に上った。次いで「親」と「大学の先生・キャリアセンターの職員」(ともに40%)、「大学のOB・OG」(18%)となった。

 近年の大学生は、SNS上で“先輩就活生”のアドバイスを聞くことで自分の就活に生かしているケースも増えている。しかし、自分のことを知ってくれている人や自分に直接アドバイスをくれる大人のだれかに相談することも大切だ。親に相談しづらいという学生は、大学の先生やキャリアセンターの職員、OB・OGなどに積極的に相談し、1人で悩まないようにしてほしい。

 また、子どもが親のアドバイスを全く聞いてくれなくて困っている親は、子に対して自分以外の大人にアドバイスをもらうことも促してはいかがだろうか。

※アンケートは、「ダイヤモンド・オンライン」読者(親)とダイヤモンド・ヒューマンリソースの「ダイヤモンド就活ナビ」会員(子・就活生)を対象に実施した。調査期間は、2020年2月5日~17日。有効回答数は、親が291人、子が209人だった。小数点第1位以下は省略。