転職に対して、「今の仕事に不満があるからするもの」というイメージを抱いている人は少なくないでしょう。しかし、今年マイナビが行った調査によると、「転職は前向きな行動である」と回答した人が68.3%と過去最高の割合になるなど、転職を肯定的に捉える人が増え、必ずしも前職に不満があるから辞めるケースばかりではなくなってきています(マイナビ「転職動向調査2020年版」より)。

 では、実際に辞めることを選択したけれども良い会社だった、と退職者から評価されているのはどんな企業なのでしょうか。

 就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、同サイトに投稿された社員クチコミのうち「退職者」による評価に限定し、「退職者からの評価が高い企業」を集計してランキングを発表しました。

 それでは早速、退職者から評価される、「辞めたけど良い企業ランキング2020」を見ていきましょう。

※「OpenWork」に投稿されたクチコミのうち、退職者からの投稿が10件以上ある3976社12万3557件のクチコミデータが対象。集計期間は2017年1月~20年8月。

1位はマッキンゼー、2位はグーグルに
退職者が選ぶ、辞めたけど良い企業とは?

 退職者が選ぶ「辞めたけど良い企業ランキング2020」の1位に選ばれたのは、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社です。2位にはグーグル、3位にはプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)がランクインしました。