プライベートのお歳暮、習いごとの先生などへもお贈りすべきでしょうか?
習い事やお子さんの塾などの先生にもお贈りすべきかと迷われる方も多いですが、最近は大勢でご一緒に習われている場合は、贈らないことも多いかと思います。もちろん、おとりまとめをすすんでなさる方がいらっしゃれば、皆さん共同で差し上げることもあります。一方で、プライベートレッスンの場合は、お持ちになる方も多いと思います。当スクールもマンツーマンのプライベートレッスンを行っていますので、お贈りいただくことがございます。ただ、レッスン初日に「これからよろしくお願い致します」とご持参されたり、合格のご報告の際に「御礼」としてお持ち下さることもあり、それらがお中元やお歳暮の時期に近ければ、どちらかは省かれる方もいらっしゃいます。
お贈りする際の、熨斗紙に最近は名前を書いていない人も多い気がするのですが?
あまりオーバーにしたくない場合など、熨斗紙を無記名にする場合も多いですが、正式にきちんとお贈りしたい場合は書いた方がよいです。いろいろな方から届く方にとっては判別しやすくなります。
お贈りしていないのに、いただいてしまったらどうすればいいでしょう?
「お贈りしていないのにいただいてしまって、お返しをすべきですか?」という質問をいただくことがありますが、お歳暮はあくまでお世話になった側が贈るものですから、双方で贈り合わなくても全くかまいません。お返しは不要です。気持ちをお返ししたいのであれば「御年賀」や「寒中見舞い」または「クリスマスギフト」として送ってもよいでしょう。
いただいた場合に、お返しよりも大切なことは、お礼の気持ちをお伝えすること。贈り手は無事に着いたか、気に入っていただけたかなど気になるものですから、受け取ったらできるだけお早く、(関係性により)電話やメールなどでお礼をお伝えしたいものです。
また、大切な作法として、お中元をお贈りした相手には、必ずその年はお歳暮も贈る、というのが礼儀となります。お歳暮とは、その年の1年お世話になった方へ、という意味ですので、前半にお世話になったからお中元だけで済ませる……ということではありませんのでご注意くださいね。
いかがでしたか。今回は、お歳暮をお贈りする際に気をつけることについて、諏内先生にお話を伺いました。『「育ちがいい人」だけが知っていること』では、ほかにも普段の生活の中の、ルールや正解のないシーンでのふるまい方や、「育ち」が出てしまうポイントなど、リアルな例を250個も紹介しています。誰にも指摘されたことがないのに、実は「あの人は、育ちが……」なんて周囲の人から思われているとしたら、本当に恥ずかしいですよね!今さら聞けないことばかりですから、ぜひ参考にしてみてくださいね!