――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米インフレ指標が来年上昇に向かうことはほぼ間違いなさそうだ。ただし、それがシグナルなのか、それともノイズなのか見極めることが肝要だろう。  米労働省が10日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇した。前年同月比では1.2%の上昇。物価上昇トレンドをより反映するとみられている食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比0.2%、前年同月比1.6%それぞれ上昇した。  連邦準備制度理事会(FRB)が重視する商務省のインフレ指標は労働省の指標よりもやや控えめだ。