大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、
40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。
でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。
そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、
株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。
最初は短期売買を繰り返して失敗したが、
より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。
どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。
多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。
その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、
すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男
購入後、値上がりした株を
利益確定するか、保有し続けるか
株価が10倍以上になることを株式用語でテンバガー(10倍株)といいます。
「バガー」とは野球用語で「塁打」のことで、1試合に10塁打(テンバガー)放つくらいの勢いで株価が急騰することから、そう呼ばれています。
私も2012年から2019年にかけて保有した介護付き有料老人ホーム運営の「チャーム・ケア・コーポレーション(6062)で、テンバガーを経験しています。
私が株式投資で心がけているのは「損小利大」。
損失を可能な限り小さくして、利益を可能な限り大きくすることです。
ごく当たり前のことに思えるかもしれませんが、実際に株式投資をしていると、いろんな複雑な状況が絡みあってくるので、なかなか思惑通りにはいきません。
買った後に株価が下がり「含み損」を抱えたまま売却することを「損切り」といいますが、株式投資で資産を増やすためには、この損切りのタイミングがとても重要です。
株式投資はどれだけ知識と経験を積んでも含み損を抱えることがありますから、傷が浅い時点で損切りしつつ、その損を埋めてもなお余りある大幅な利益確定をすることを心がけているのです。
株価が下がって含み損を抱えつつも、「また反転して株価が上昇するだろう」と根拠のない期待から保有株を塩漬けするケースが多いです。
損小利大を心がけるには、こうした塩漬けは禁物です。