加速度的に株価が上昇する
シンプルな理屈

一方、成長が見込める銘柄は、含み益20~30%で利益確定するのではなく、2倍、3倍、5倍、そしてテンバガーと、なるべく大きな利益を狙いにいきたいところです。

しかし、現実には含み益が大きくなってくると、「そろそろ株価が下がるかもしれないから、その前に売ってしまおう」と利益確定したい誘惑に負けてしまいがちです。

とくに株価2倍まで成長してくると、利益確定したい誘惑に駆られがち。

ところが、株価が2倍になるまで辛抱していると、その後、株価の上昇ペースが一気にアップし、3倍、4倍、5倍と勢いが増していくこともあります。

1株100円で買った株価が200円になるには、+100%の株価上昇が必要ですが、1株200円が300円になるには+50%の株価上昇で済みます。

さらに、1株400円が500円になるには+25%の株価上昇で済み、1株900円が1000円(テンバガー)になるには+11%の株価上昇で済むのです。

これが株価2倍から加速度的に株価が上昇するシンプルな理屈です。

実際、株価を2倍(+100%)にできるくらい成長力のある企業であれば、そこからさらに+50%(2倍→3倍株)、+33%(3倍→4倍株)、+25%(4倍→5倍株)と、株価が上昇していくポテンシャルがある会社は多いと思います。

株式投資で資産を大きく増やすには、利益確定したい誘惑をはね退けて含み益を最大化させることも重要です。

一方で、有力な銘柄が見つかったときに購入するための「買付余力」を増やしておくことも重要です。

そのためには、適度な利益確定も必要になります。

そこで、両者のバランスをとるため、私が実践しているシンプルな方法を教えましょう。

それは株式購入後、株価2倍になったところで購入した株数の半分を売却して元をとり、残りの株式は大きく儲けるために継続保有するという方法です。

シンプルながら現実的な方法ですので、ぜひお試しください。