免疫力の嘘予告Photo:PIXTA

薬に頼らず自分の「免疫力」でコロナを予防したい――。それができれば理想だが、そもそも免疫とは何か、誤解や偽の情報も多く、正確に答えられる人は少ないだろう。特集『免疫力の嘘』では、2月15日(月)から2月21(日)までの全13回にわたり、免疫を筆頭にワクチンや医療体制の正確な情報など、コロナ時代の健康を守る情報武装術についてお届けする。

#1 2月15日(月)配信
PCR宗教戦争がコロナ第3波で再び、「国民全員検査」で本当に感染拡大は止まるのか

免疫力の嘘#1Photo by Seiko Nomura

 止まらぬ新型コロナウイルス感染拡大に2度目の緊急事態宣言を余儀なくされた日本。有症状者や濃厚接触者(感染対策なしに、近距離、一定時間以上検査陽性者と接触した者)に限って検査を行ってきた政府の戦略に、再び批判の目が向けられている。第1波からくすぶってきた「国民全員PCR検査」で感染拡大を食い止めることはできるのか。

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#2 2月15日(月)配信
「ワクチン怖い」の先に待つ最悪シナリオ、日本が世界から“経済村八分”の末路

免疫力の嘘#2写真提供:峰宗太郎医師

 いよいよ日本でも新型コロナウイルスワクチンが承認される。日本人は世界でもワクチンへの信頼度が低いといわれている上、欧米より感染者、死者共に少ないことから、接種率はそれほど上がらないのではないかとみる向きが強い。しかし、経済回復という観点から、日本人の「ワクチン怖い」という主張を世界が許さない切迫した事情がある。

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#3 2月16日(火)配信
ウイルスの権威・西村秀一医師とSF作家・瀬名秀明氏が日本のコロナ対策を斬る

免疫力の嘘#3

『パラサイト・イヴ』などの著作で知られる作家の瀬名秀明氏は、ウイルス学者を父に持つ。瀬名氏本人も薬学博士であり、科学にも造詣が深く、感染症関連の著作も多い。コロナに関するメディアでの発信はこれまで極力控えてきたという瀬名氏が、ウイルスの権威である西村秀一医師との対談で、コロナ禍の1年について、その思いを明かした。

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#4 2月16日(火)配信
ウイルスの権威・西村医師がクルーズ船集団感染で気づいた「“空気感染”の可能性」

免疫力の嘘#4

 コロナの正しい情報を得るのは難しい。パンデミック(世界的大流行)当初はWHO(世界保健機関)やCDC(米疾病対策センター)など、世界の感染症をリードする組織さえもが未知のウイルスを前に右往左往。コロナを機に、それまで信じてきた権威や専門家への信頼が揺らぎ始めた。肩書、そして氾濫する情報に惑わされず、真実を見抜く知恵とは。

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#5 2月17日(水)配信
コロナをインフルエンザ相当に…「指定感染症vs5類」論争がすれ違う根本的な理由

免疫力の嘘#5Photo:JIJI

 医師の間でコロナの法的扱いをどうするか主張が真っ二つに割れる。現状コロナが該当する「指定感染症」を維持すべきだという意見と、今のコロナ対策は過剰だとして、季節性インフルエンザ相当扱いに落とし、経済や医療への負担を軽減しようという意見だ。コロナをインフルエンザ相当にすると、われわれの生活や医療の逼迫度はどう変わるのかを検証する。

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#6 2月17日(水)配信
「空間除菌」商品のエビデンスの危ういカラクリ、空気清浄機・クレベリン・次亜塩素酸水…

免疫力の嘘#6Photo by S.N.

「ウイルスや菌を除去する」というエビデンスを掲げて「空間除菌」をうたう商品は多いが、コロナ禍で次亜塩素酸などニューフェースが登場し、業界は百花繚乱だ。しかし「空間除菌」の定義は実は曖昧だ。メーカーが出している空間除菌のエビデンスにはカラクリがあり、消費者庁から何度も指導を受けるなど、健康被害が出る恐れがある商品もあるという。

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#7 2月18日(木)配信
コロナ治療薬「絶対知りたい3つの最新情報」、開発状況・医療現場での使用薬剤…

免疫力の嘘#5Photo:Joshua Roberts/gettyimages

 ワクチンと異なり、なかなか明るいニュースが聞こえてこないコロナ治療薬。コロナがインフルエンザと同等になるには、やはり特効薬の開発が必須である。アビガンは富士フイルムが開発元だったこともあり期待も高かったが、いまだ薬事承認できるような有効性を示すデータがそろっていない。現在の開発状況、医療現場において使用されている薬剤、今後の見通しについて解説する。

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#8 2月18日(木)配信
ヨーグルト&乳酸菌でコロナを予防?免疫力を巡る「科学マーケティング」の巧妙さ

免疫力の嘘#8Photo by S.N.

 ヨーグルトや乳酸菌は、腸内環境を整える、免疫力を上げるというイメージが一般に定着している。前年比で2020年上半期のヨーグルト・乳酸菌商品の売り上げが伸び、特に2~6月の増加が著しく、コロナ予防への期待が消費を喚起したとみられている。ここ数年メーカーが繰り広げてきた、エビデンスを利用した巧みな科学マーケティングを分析する。

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#9 2月19日(金)配信
免疫力は上がりすぎると「死の危険」も、日本人が大好きな免疫力の真偽にメス

免疫力の嘘#9Photo by S.N.

 健康界のパワーワードである「免疫力」。関連記事や書籍も多く、薬を使わずに自己の免疫で病気を予防、治療したいというニーズが高いことの証左であろう。しかし、免疫力を定量化する指標、なにをもって免疫力が上がっているかについては、それらの記事や書籍には明確な説明がない。免疫とは、そしてその“力”とは何か。免疫にまつわる真偽に迫る。

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#10 2月19日(金)配信
コロナの感染・拡散リスクが花粉症で増大、最新治療事情と自宅でできる対策とは

免疫力の嘘#10Photo:PIXTA

 花粉症患者は頻繁にくしゃみやせきをするため、コロナに感染すればスーパースプレッダーになりかねない。しかも、目や鼻を触りがちなので、感染リスクも高いという。今年の春は自分と周りの人を守るため、万全の花粉症対策で望みたい。受験生がいる家庭は特に必見だ。ウィズコロナ時代における花粉症治療の最前線、ホームケアなどを紹介する。

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#11 2月20日(土)配信
感染制御のプロが伝授!コロナの「本当に正しい」予防策&感染後の対処法

免疫力の嘘#11Photo by S.N.

 この1年でコロナの感染経路がかなり分かってきた。マスクの選び方、感染対策の優先順位など、一般家庭の状況に即した、正しく、そして無理なく続けられる感染対策について、感染制御コンサルタントが易しく解説。そしてかかってしまった場合に取るべき行動、自分が感染した場合に子どもはどうなるのかなど、知っておくともしものときに役立つ情報をお届けする。

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#12 2月20日(土)配信
医療を宗教化する「ニセ専門家」をプロファイリング!自然派、元エリート、大学教授…

免疫力の嘘#12Photo:PIXTA

 この1年、コロナの“専門家”が雨後のたけのこのように現れ、メディアやSNSを席巻した。薬やワクチンを否定する自然派医師、権力闘争に敗れルサンチマンをこじらせた医師。一方で、大学の医学部教授など権威側にいる人間がその肩書を使って自らを教祖化していることも。なぜ彼らはダークサイドに落ちるのかをプロファイリングし、だまされないための要注意ポイントを紹介する。

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#13 2月21日(日)配信
「厚労省の病院つぶしで医療崩壊」説の嘘、コロナで機能不全に陥った真の理由

免疫力の嘘#13Photo:PIXTA

 厚生労働省が進める「地域医療構想」は、将来の人口減による医療需要の減少、税収や健康保険料の減少を見越して、過剰な急性期病床を削減するものだ。この「病院つぶし」による病床削減で余裕がなくなり、コロナの医療崩壊を招いたと報じられているが、それは本当だろうか。コロナがあぶり出した、日本の医療システムの大問題について考察する。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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