保険ラボ

生保第3四半期決算
見えてきた回復基調

 生保各社の第3四半期決算が発表された。2020年4月7日に新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令されて以降、営業職員による対面を基本としていた営業活動がままならず、試行錯誤の連続が続いている。

 ようやく20年末には、住友生命などを筆頭に各社でオンラインでの営業活動や契約手続きのシステムが整備され、年始から営業現場での実践が始まっている。

 今回の第3四半期決算は、21年1月7日に1都3県で発令され、その後11都府県にまで拡大した2度目の緊急事態宣言の影響を受けていないものだ。1度目の緊急事態宣言の落ち込みからどれだけ回復していたかが注目される。本記事では、3カ月ごとに数字を分解し、各社を比較してみた。