JA陥落 農業沸騰#10Photo:da-kuk/gettyimages,写真提供:PPIH

国内農業の“成長ドライバー”と目される農産物輸出に、新星が現れた。海外における日本産食品の「価格破壊」によって輸出を増やすドン・キホーテだ。特集『JA陥落 農業沸騰』(全21回)の#10では、200億円の食品輸出額を10年後に3000億円に拡大するドンキの野望を詳報する。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文)

ドンキが海外でヒット商品連発
イチゴ、焼き芋、野菜もバカ売れ

「ロレックスからトイレットペーパーまで」といわれる個性的な品ぞろえで急成長したディスカウントストア、ドン・キホーテが、意外にも、日本農業の救世主になるかもしれない。

 香港やシンガポールなどの店舗向けに、ドンキがイチゴやサツマイモの輸出を急拡大しているのだ。

 ドンキの海外事業責任者に、農産物輸出「成功の秘訣」と輸出額3000億円の目標実現の秘策を聞いた。