アマゾンはプラットフォーマーが直面する「鶏と卵問題」をどう乗り越えたか
アマゾンがプラットフォーマーとして成功できたワケとは? Photo: Diamond

アマゾンはなぜ
世界的大企業になったのか

「新しいことをするのならば顧客中心、長期的視点、情熱の3つが重要だ。人生にはリスクがあり、新たな行動に挑戦し進歩するためにはリスクは必要不可欠な要素だ」

 これは米アマゾン・ドット・コムの創業者であるジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)がかつて語った言葉だ。リスクを取り続けてきたそのベゾス氏が2月2日、2021年7月~9月期にアマゾンのCEOを退任し、会長になると発表されたことは大きな衝撃を与えた。今後は、軸足を慈善ファンドや宇宙開発などに移していくものと思われる。

 同社の20年10~12月期決算は、新型コロナ禍における巣ごもり需要もあり、3四半期連続の過去最高益となり、売上高は1255億6000万ドルと、四半期として初めて1000億ドルを超える好決算となった。

 後任のCEOには同社が06年にサービスを開始したクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」トップのアンディ・ジャシー氏が就く。AWSの第4四半期(10~12月)売上高は127億ドルで、売り上げ全体に占める割合は約1割だが、営業利益では5割超を占める稼ぎ頭の事業だ。