新校長の就任に伴い、獨協医大への系列校推薦枠もできた獨協中学・獨協高校

新型コロナの感染再拡大が懸念される中、新年度が始まった。1年前の今頃は各校とも休校期間中の学びの確保に四苦八苦していたが、今では対面授業とのハイブリッド化で学校の特徴が示せるまでに進化を遂げている。年度初めは人事の季節でもある。この新しい時代のかじ取りを託された新校長を順次ご紹介していこう。(ダイヤモンド社教育情報)

強まる大学と付属校のつながり

 2021年入試は新型コロナ禍にもかかわらず、首都圏1都3県の中学入試は2月1日受験者数が前年比99.9%を確保、公立小6生が同99.8%だったことを考えると、昨年秋頃の予想を覆す勢いで堅調に終わった。この勢いは2022年入試でも続きそうである。

 この4月から、新たに私立中高一貫校のかじ取りを託された新校長をご紹介していきたい。教頭や副校長から内部昇格するプロパータイプ、他校から理事会が外部招聘(しょうへい)するスカウトタイプ、これに中高の卒業生が母校に戻ってくるOB・OGタイプあたりが一般的な類型となるだろう。

 まずは大学を系列に持つ学校から見ていこう。大学と学校法人を同じくする付属校では、大学の教授などが校長として赴任してくる例が意外と多い。内部昇格というよりも外部招聘に近く、中高の現場から見れば、親会社から社長がやってくるような感覚だろうか。大学でのマネジメント経験者が付属の中高新校長に就く動きからは、少子化を視野に入れた上で、大学と中高との接続に力を入れていきたいという意思が強くうかがえる。

 東京・文京区にある男子校の獨協では、獨協高校OBで、獨協医科大学附属看護専門学校三郷校の校長の上田善彦・獨協医科大学名誉教授が新校長に就任した。それに合わせる形で、獨協医科大学への学校推薦型選抜の系列校枠が新たに設けられる。共学校の獨協埼玉(埼玉・越谷市)と合わせて10人以内だが、この4月からの高3生に早速適用されるというから朗報だろう。