「夜のドカ食い」は意志とは無関係!
事前に防ぐためのひと工夫とは?

 それこそ、給水スポット(食事時間)を考えておかなければ、仕事中にろくなものを食べられず、おなかがすいて夜にドカ食いをしても不思議ではありません。「夜のドカ食い」はドミノ倒しの最後の1枚のように、意志の強さとは関係なく起きていたのかもしれないのです。

 それならば、土壇場で慌てるのではなく、ドミノの最初の1枚を見つけて事前に防ぎましょう。事前準備と聞くと面倒に思われるかもしれません。ですが、仕事で疲れた自分に「ドカ食いをやめよう」と頑張らせるよりは、よっぽど楽でリスクがないように思いませんか?

 給水スポットを考えることは、仕事のリズムを作るだけではなく、栄養補給にも、食べ過ぎ防止にも効果的です。タイムスケジュールに「食事」というピースを先に当てはめることで、ドミノ倒しのように連続して発生してしまう生活の乱れやコンディションの悪化から、自分を守りましょう。

「朝スッキリ起きられるか」は
前日の夕食で決まる

 また、1日の始まりをどう過ごすかも大事です。夜型の方もいらっしゃるので、朝早く起きましょう、とは言いません。ですが、起きてすぐ仕事というのでは、エンジンがかかるまでに時間がかかり、結局遅くまで仕事をする…という負のループに陥りがちです。走る前に準備運動をするように、仕事を始める前にはコンディションを整えておきたいもの。

 そのためにも、「朝スッキリ起きられた」と感じたときには、前日の夕食時間や食事内容、量も数字や写真で明確に残しておくようにしましょう。

 仕事で夕食が遅くなったとき、「そば」を食べれば翌朝スッキリ起きられた、「ごはんと唐揚げ(冷凍食品)」を食べたらアウトだった…なんてことがわかるかもしれません。

 遅くまで仕事をして疲れている日に料理をするのは大変ですから、ご自身の食生活のレパートリーの中で、どんな食事なら翌日好調なのかをリスト化しておくのがオススメです。

 1日を見える化してみると「どこで過ごす時間が一番多いか」もわかると思います。1日のほとんどを食卓で過ごしている、という人もいるでしょうし、床に座ってローテーブルの前にずっといる、という人もいるかもしれません。

 良しあしではなく、その場所で快適に過ごせていますか?給水スポットも大事ですが、長時間仕事をする姿勢が体に負荷をかけていないことも、コンディションを整える上では大切です。

 今年のGWは「お出かけ」の予定をなかなか入れられない分、テーブルや椅子など、仕事をする上で必要な環境の整備も検討してみてくださいね。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)