新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は民泊仲介大手エアビーアンドビーに多くの問題をもたらしたが、需要回復はその一つではない。エアビーのブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO)は昨夏、コロナ禍は同社が12年かけて築き上げたものを、わずか数週間で台無しにしたと述べた。ワクチンが広く配布された今、「これまで見たことのないような」旅行需要の回復が期待できるとチェスキー氏は話す。しかし、願いは慎重にすべきだ。エアビーが13日に発表した1-3月期(第1四半期)売上高は、8億8700万ドルとファクトセットがまとめたアナリスト予想を23%も上回った。しかし、より重要なのは、他のオンライン旅行プラットフォームとの比較だ。エアビーは第1四半期が前年同期比5%の増収となったのに対し、エクスペディア・グループ、ブッキング・ホールディングス、マリオット・インターナショナルは平均48%超の減収となった。
エアビー好調、旅行需要回復で 課題は供給
さらなるホストの獲得が必要になる可能性
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