「方針が急転換」「マニュアル頼み」
若手社員たちのホンネとは
では、新卒若手社員たちはどのようなホンネを持っているのか。関連ワードの出現率が特に高かった、1位から3位までの理由について見ていきましょう。併せて、彼らの親世代も気になるであろう、5位「給与や待遇、福利厚生」、6位「人間関係」についての理由も紹介しましょう。
1位:仕事内容や配属について
「新卒入社の場合、1カ月の全体研修を経て直ぐに現場へ配属になるので他社の新入社員よりも早く現場や仕事を知ることができると思う。 ただ、自分がどこの業界やどの言語をやりたいかなどは考慮されないため、現場によって雰囲気も仕事内容も全く異なる。(中略)独立系だから様々な業界に関わることができるチャンスはあるが、それを掴み取れるかは運任せでしかないと思ってもいいだろう」(SE、女性/SIer、ソフト開発、システム運用)
2位:組織の特徴や社風について
「外から見たイメージは風通しが良さそうで、ボトムアップ経営が取り入れられているように見えるが、実際はトップダウン経営。幹部の一声で、会社の方針が急転換することもあり、現場は大慌てで一から業務をやり直したりすることも多々ある。実情は普通の大企業の経営と同じであり、大半の社員も大企業病を常々感じていて社内では問題視されている。しかし、ここまで大きな会社になってしまった以上、ベンチャー気質を維持するのはなかなか困難だと感じている」(P&M、男性/通信、ISP、データセンター)
3位:成長環境やキャリア開発について
「営業活動は全てマニュアル化されているため、成長し続けている会社の仕組みは十分に学ぶことができる。しかし、日々の営業活動は完全にマニュアル化されているため、そのマニュアル以上のことを身につけられるかと言われると難しい。本人のやる気とセンスに左右される気がする」(営業、男性/半導体、電子、精密機器)