NHK「あさイチ」(2021年4月26日放送、6月16日放送)で、片づけアドバイザー石阪京子先生の指導で、モノがあふれて散らかっていた出演者のおうちがたった3日で美しく片づき、しかもその後リバウンドしていないことも明らかに。話題沸騰中の、石阪メソッドは、なぜ、片づけが苦手な人でも、きっちり片づき、その後もリバウンドせずきれいな状態をキープできるのか? どうして、これまで失敗を繰り返した人が、二度と散らからない「最後の片づけ」にすることができるのか?
片づけられない人たちの“最後の駆け込み寺”・石阪京子先生の大ヒット7刷の最新刊『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』を引用しながら、石阪メソッドの心構えとテクニックを解説します。

【3日片づけ】<br />「片づけたくない人」<br />「モノを捨てたくない人」が<br />家族にいる場合の対処法まずは、「これが最後の片づけ!」でも紹介しているように、家を、パブリックスペースと家族それぞれのプライベートスペースに分けるのが大事。片づけたくない人のものは、捨てるのではなくその人のスペースへ! Photo: Adobe Stock

「俺はこのままがいい」「何も捨てたくない」への対処法

 前回お話したような家族会議をして、ご家族の中に「俺は今のままでいい」「何も捨てるものなんかない」という人がいると、なかなか片づけができませんよね。実は、そういったお悩みは非常に多いのです。

 家族を巻き込む魔法の声かけを駆使しても、どうしても家族が協力してくれない場合は、いったん気持ちを切り替えましょう。

 もちろん、「どうして協力してくれないのよ!」と、イライラは爆発寸前だと思います。モノを手放してすっきりと暮らしたい奥様と、散らかっていることに気付いていない旦那様。夫婦間での住居空間の美意識の差は、結婚生活が長くなればなるほどストレスに感じるものです。

 でも、片づけようと奮闘したことによって、家族の仲が悪くなってしまっては本末転倒です。片づけは、暮らしの土台を整えて、より暮らしやすく、幸せになるために行うものです。

 だから誰も協力してくれない場合は、一人で淡々とやりましょう。

 バックヤードからの全出しを手伝ってくれなくても、収納のケースが重くても頑張って自分で出すしかありません。

 そして、「捨てなくてもいいけれども、ここの部屋(スペース)をあげるから、あなたのモノを移動だけさせてね」と断って、その人のモノだけパブリックスペースからその場所に移動させ、押し込んでしまってください(笑)。

 家族のモノを勝手に捨てるのは、絶対にダメです。ご家族がモノを捨ててくれなくても、ぐっと我慢。「なんで捨てないのよ!」と批判しても、何のプラスにもなりません。

 とにかく黙々と頑張って、それ以外のところをピカピカにして「家を片づけて理想の暮らしをしたい」という強い思いを伝えていきましょう。

 人によっては、半年くらいたっても全く協力してくれないこともあります。そういう場合は、その人の“押し込み部屋”は、家とは別の「101号室」という別空間だと割り切ってしまいましょう。

 でも、私の経験上、自分のスペース以外がきれいになって、生活しやすくなっていくのを見ていると、どんな方でも必ず自分のスペースを片づけたくなっていくものです。時間はかかるかもしれませんが、気長に見守ってください。

「3日片づけ」の実際のやり方や、それをキープするためのラク家事、「15分リセット」の方法などの詳細は、拙著「これが最後の片づけ!」を、ご参照いただければと思います。思い切ってやることで本当に人生が変わります。「家を生まれ変わらせて新しい快適な暮らし」を手にいれるんだという思いを家族で共有してやってください。