資産の「数値化」と「ビジュアル化」はできているか

 あなたにとって富とはなんですか?いくらのお金を持てば富を得たと言えるのでしょうか?人生は通信販売のようなもので、欲しいと思ったものが送られてきます。「いつかある程度のお金を持ちたい」というのでは、あまりにもあいまいです。

 通販会社に「何かいいものを送って」と注文することはないでしょう。裕福になるには、数字が必要です。ここで、自分は「いつ」「いくら」の資産を持つのかを決めて、書いてみてください。

 この数字を明確にしない限り、あなたにこの金額が送られてくることはありません。数字は将来もっと上げることができるので、今思う数字を書いておいてください。

 富を明確に定義するには、「具体的な数字を決めること」「数字を書き出すこと」「ビジュアル化すること」の3点が必要です。

 布団を想像してみてください。「ふ・と・ん」という言葉が思い浮かびましたか?それとも、布団の画像が頭に浮かびましたか?きれいに敷かれた布団、それともぐちゃぐちゃの布団ですか?誰か寝ていますか?

 潜在意識は数字や文字ではなく、映像に反応します。本当に裕福になるためには、潜在意識を味方につけましょう。そうすれば、自然に必要な行動がとれるようになります。

 潜在意識に映像を送りましたか?私のように時計や車や家のカタログを切り抜いて持ち歩いた経験があれば、見るたびにこの映像が再現されることに気づくと思います。

 脳はビジュアル化なしでは、「地図」なし状態で、進む方向を決められません。刺激過剰な生活を送っているだけでは、どこにもたどり着けないのです。

資産のない人は、目標を変えがち

 気分が良いときには目標を高く掲げがちですが、調子の悪いときには目標を下げるのが人間です。私たちの潜在意識は常に働いています。ですから、一度決めたら、最終目的はできる限り変えないようにしましょう。目標が大きければ大きいほど、変える必要はありません。

 実現可能で小さな目標を持ったほうがいいのか、大きな夢を持ったほうがいいのか、と悩む人は多いでしょう。私の考えは、大きな目標は、小さな目標より実現するのが簡単です。その理由は次の通りです。