「責任ある仕事を任されない…」 キャリアに焦りを感じたら考える三つのことキャリアに焦りを感じたら…? Photo:PIXTA

周囲と自分を比較して
キャリアに焦りを感じたら…?

「今の会社ではなかなか責任のある仕事を任せてもらえない」
「ベンチャーに就職した大学の同級生はもうチームリーダーを任されているのに、自分の昇格は年功序列でまだまだ先」――。

 そうした理由で自分のキャリアに焦りを感じ、相談にやってくる20代の方たちがいます。その気持ちは非常によく分かります。

 確かに、一般論でいえば30歳までに一つや二つは、ある程度の責任と権限を持ってチャレンジングな仕事をしておかないと、キャリアの面で厳しくなります。

 もちろん、新卒で入社したときから何らかの役割は与えられているでしょう。ここで指摘しているのは一定以上の影響があり、かつ自分の努力次第で成果が大きく左右される立場での仕事を経験しておく必要があるという話です。たとえば、新規出店のリーダーを担当したり、新規事業の開発を任されたりといったイメージです。

 また、大きなキャリアチェンジを伴う転職ができるのは20代後半くらいまでで、30歳を超えると難しくなります(難しくはなっても、本人の覚悟次第で道は切り開けますが)。これも「このまま今の会社で働き続けてよいのか」という不安をかき立てる要因です。

 このような焦りや不安を感じた時、どのような判断をすべきでしょうか。