勉強いつやるか?今でしょ!40代から外国語をモノにするアプローチ法写真はイメージです Photo:PIXTA

「勉強はツラい」「苦行である」――天才・秀才でなかった多くの人の中には、こんな思いがあるだろう。しかし、社会人経験もそこそこ積んだ40代になってからの10分~30分程度の座学は、思いのほか、楽しい。語学の勉強も例外ではない。(フリーライター 武藤弘樹)

「四十の手習い」
今、語学学習がアツい

 今や平均寿命が延びて、 “現役”とされる年齢がだいぶ引き上げられているし、はつらつとしているお年寄りも多い。つい先日41歳になった筆者も、謙虚さをにおわせるため一応“おじさん”を自称してはいるものの、本音ではまだ自分は若いと思っており、今すぐにでも盗んだバイクで走りだしたいくらいである。
 
「六十の手習い(習い事を始めるのに遅すぎるということはない)」ということわざもあるので、昔から「何歳になっても新しいことを始められる!」とポジティブ思考の持ち主はいたのだろう。現代ではさらに40代から何かを新しく始めることについて、年齢的なハードルはかなり低くなっているのではないか。
 
 筆者の周りでも「四十の手習い」を始めている人がちらほらといる。投資、仏教、ゲーム、スポーツなどさまざまだ。
 
 語学の勉強を始めている人もいて、これも楽しいらしい。金銭的なリスクを伴う投資や、のめり込みすぎて生活が破綻する可能性のあるゲームなどに比べると、語学の勉強は何かを失いすぎるという心配がないから、その点では安心である。
 
 今回は「40代からの語学勉強のすすめ」を説きたい。が、その前に、筆者の語学力の実態を、ある程度把握してもらわないことには記事全体からうさんくささがどうにも消えないはずなので、簡単な自己紹介をしておく。謙遜を抜きにして、決して大層なものではないが、「ああ、その程度ね」と感じてもらえるだけでも、うさんくささがある程度払拭できるはずである。